実演家の権利Q&A

home 実演家の権利を知ろう 実演家の権利Q&A 実演家の顔写真が無断で掲載されているホームページを発見...

実演家の顔写真が無断で掲載されているホームページを発見。 直ちにやめてもらうことは可能?

『季刊PRE』第6号掲載

 実演家の声望・名誉を害した利用、あるいは実演家のパブリシティ権を侵害した利用だと判断されれば、理論的には直ちにやめてもらうことができます。例えば、芸能人の肖像を無断で利用した写真集やカレンダーの販売などは、明らかにパブリシティ権の侵害にあたります。
 一方、なかなか侵害だと断定しにくい微妙なケースもあります。例えば、芸能人をテーマにした伝記や論評を執筆する行為、あるいは個人がインターネットで大好きな芸能人のファンサイトを開く行為を考えてみましょう。執筆者らが行う固有の表現行為だという主張が認められれば、また、商業目的で行っているものではないと証明されれば、これらの行為を直ちにパブリシティ権の侵害だということも難しいようです。
 なぜなら、「パブリシティ権」はこれまでの裁判例において定着してきた権利にすぎず、これを明確に規定した法律はいまだ存在しないからです。そのため、問題が発生したときには、実演家の肖像・氏名の使用実態を見極めつつ、冷静に判断しなければならないでしょう。

 関連項目  これってどんな意味?「パブリシティ権と侵害判断の基準って?」

芸団協・実演家著作隣接権センター 事務局長  増山 周

←実演家の権利Q&Aのトップに戻る

home 実演家の権利を知ろう 実演家の権利Q&A 実演家の顔写真が無断で掲載されているホームページを発見...